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トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by - 2024.05.17,Fri
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Posted by 月 - 2010.01.14,Thu
年賀状SSとして捧げさせていただきました。
鬼畜スカファスタ(愛ある暴力・白カラー) のSSになります。

誤字脱字流れがブツ切れが多すぎたんで多少修正致しました。
ちょっと15禁だよ!
以下、続きより


 


【 堅牢な鳥籠 】

 

痛‥い
な、で…なんで?
こんな…痛い、痛い痛い痛い痛い…!
なんでだよ…スカイファイアー…

 

*

 

ギィ、と金属が擦れる嫌な音。
薄暗く辺りがぼんやりとしか認識できない部屋の中、
冷たい金属の床に横たわる、まるで醜い芋虫の如く蠢くモノがあった。

『それ』は全身至る所が損傷していた。
殴打によるへこみ、引き千切られた右足、銃で撃たれた穴。
満身創痍の状態で『それ』は痛みに顔を歪めつつもこの状況から逃げ出すために
満足に動かぬ機体を引き摺り、唯一存在する扉へと進もうとする。

と、薄暗い暗がりより更に暗い処から大型の真っ白な機体が姿を現した。
今まで何処に居たと言うのか、いや、初めから居たのかもしれない。
だが、今はそれはどうでもいいことだ。

その者は蠢く『それ』に気がつくと何が可笑しいのか笑みを浮かべた。
それは晴れやかな笑みに見えるというのに、どこか狂気地味たものが見え隠れする。

「スタースクリーム?何をしているのかな?」

ビクッ

蠢く『それ』―スタースクリームが一度大きく震えると今度はカタカタと小さく震え出した。
先程の記憶が蘇る。その大きな機体で抑え付けられ、どんなに罵ろうが抵抗しようが
ただ沈黙のままに破壊されたその様を。あの激痛と恐怖を。

大型の真っ白な機体―スカイファイアーはゆっくりとこちらへ近づいて来る。
一歩近づく度にスタースクリームの恐怖心は煽られ、なんとか逃げようと身じろぐが
負傷したその機体では上手く機体を制御する事ができず、無駄な足掻きでしかなかった。

そうしてスタースクリームがもがいている内に気が付けばスカイファイアーが目の前まで近づいていた。

「ねぇスタースクリーム?」
「ヒッ」
「長い間…そう、とても長い間、君と離れ離れになってしまったね…
私は地球の氷河の下、君はセイバートロン星、そして今は同じ地球…
一緒に居ることはできなかったけど、だけど、今でも私達はパートナーだよね?」

晴れやかに、とても晴れやかな笑顔を浮かべてスカイファイアーは言った。

怖い…怖い怖い怖い…!
何を…何を言っているんだ、コイツは!
パートナーだ?だったらなんでこんなことをする!
立ち上がる事すらできない程痛めつけられて、自己修復出来る範囲なんかとっくに超えてる!

そもそも俺を裏切っておいてパートナーだって?
冗談じゃねぇ…!

「なのに…何故君は私を裏切ったの?」
「なっ…!言うに事欠いて…!ふざけんなっ!てめぇだろ!俺が裏切ったんじゃねぇ!お前が…!」

スカイファイアーの言葉にスタースクリームは先程まで怯えていたことも忘れてた。
今この瞬間だけは怯えより怒りが勝ったのだ。

裏切った?裏切っただと?ふざけるな、ふざけるなふざけるな…っ!
俺は裏切ってなんかいねぇ、俺は自分がやりたいようにやって、今の位置にいるだけだ。
コイツこそが俺から離れていったクセに俺のせいだって言うのか…!

怒りにブレインサーキットが発熱する。
その感情のままに更に言い募ろうとしたがその時―


ガァァアアァアアァンッ


まるで爆発が起きたかと思うような音が響き渡った。
スタースクリームの言葉を遮る様に発せられたそれはスカイファイアーからだ。
その大型の機体に相応しい大きな拳が壁に打ち付けられる。
その衝撃で壁は大きくへこみ、部屋全体がビリビリと振動していた。

「何故…何故そんな事を言うんだい?酷いよ…」

壁に拳を打ち付けこうべを垂れたスカイファイアーが消え入りそうな声でボソボソと喋る。

「私が君を裏切った?違うよ…君が私を裏切ったんだ。
だって君は…私がデストロンを離れてついて来てくれなかったじゃないか…」

なんだ…なんだコイツは…俺がかつて知っていたスカイファイアーじゃない。
アイツは、優しくて、いつも穏やかで、俺が何を言ったって、ちょっと殴ったって、
それにちょっと悲しんで、窘めるようなヤツだ。
こんな、意味の分からない事を言うようなヤツじゃない。

「あぁメガトロン…彼だね?彼のことが好きなんだよね?」
「何を、言って…」
「君が私の元を離れていくなんて…君を、盗られたくないよ…」

あぁ、コイツはまだ…俺のことを好きでいてくれるのか…
俺がメガトロンを好きだって?それは無い。
メガトロンはいずれ俺が倒してデストロンのリーダーになるための踏み台だ。
それだけにすぎない。

コイツからすれば目を覚ませばこんな世界だ。
状況はガラリと変わっていて、受け入れられないことも多いんだろう。

スカイファイアー…俺は…俺だって、本当は今だって………

「スカイファイアー…」
「だから…もう君をここから出してあげない。ずっとここに居るんだ。」

バキンッ

「……えっ?」

何をされたのか分からなかった。アイツが手にしてるものはなんだ?
羽?誰の?鋼鉄の羽…オイル濡れの羽が…羽…俺の…お、れの…折れ、背中が、あ、つ…!

「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁああっ」

折れた。いや、引きちぎられた。
スタースクリームはあらん限りの声で絶叫し、激しい痛みに悶える。
満身創痍だったにも関わらず全身をガクガクと激しく痙攣させ、のたうち回った。
背中の羽は根元から引きちぎられ、傷口からは吹き出すようにオイルが飛び出てくる。

その様子を見てスカイファイアーはどこか法悦とした、うっとりした笑みを浮かべると、
引きちぎった羽に舌を這わせ、オイルと舐めとった。

口内に広がる苦いオイルの味
君の一部。君の味。
私のナカに取り込まれていく―

「あぁこれで君は私のものだね…もう、離れられない、離さないよ…?」
「あ゛、う゛ぁ…あぁ゛っ」
「ふふっ、愛しているよ。私のスタースクリーム…」

スカイファイアーは膝をつき、震えるスタースクリームを抱き寄せると、その顔を優しく撫でた。
愛しくて愛しくて堪らない。大切な存在―今までも、これからも

「スタースクリーム…愛しているよ。ずっと、ずっとね?」
「ひ、ぃ゛っ!い゛や、だ、助けて、痛い、い゛た…」

ガクガクと震え、ボロボロとアイセンサーから冷却液を零し、怯えるスタースクリームを
気にすることもなく顔、首とそこら中に口付けていった。
時に傷付けた箇所をも舐め上げられ、痛みと恐怖と…
ほんの少しの快感にビクリと震える様子にクスリ、と笑みを零す。

「あ゛、あ゛、あ゛、ああぁっ!あ、ん…っ、ぎゃ、う゛っ、ぁあっ!」
「ふふ…痛いの?気持ちイイの?どっちかなぁ…?」

スタースクリームの下腹部のパネルを撫で擦る。
それに機体を跳ね上げると助けを求めるようにスカイファイアーの首に手を回してしがみつく。

「ひ、スカ、ファイ、ぁ、嫌だ怖い、怖い…あぁッ…!」
「うん、うん…大丈夫だよ…気持ちよくしてあげる…全部任せて…」

今度はパネルを舐め上げる。それにか細く声を上げ機体を捩って抵抗を示し嫌がった。
だが脚を一纏めに掴み上げ、抵抗を封じる。
舐めている内に嫌がっていた声は段々と甘みを帯び、ただの喘ぎ声と化す。

物足りなさを覚えたのか、腰を微かに揺すって押し付けようとする様がいじらしい。
それにクスクスと笑みを浮かべると、更に押し付けるようにグリッと舐め上げた。

「ひゃ、っァん…!あ、あァ、だ、や、もう、もう…!」

一際大きくスタースクリームの喘ぎ声が響き渡る。
あぁ、綺麗だ…私のスタースクリーム、私の鳥―――

「これが終わったら、今度は鎖に繋ごうね…鳥籠の鳥のように、ずっと閉じ込めてあげるよ…」

 

あぁ、あぁ、あぁ、ああぁああぁああ!!!
これで…これで君は…!
帰ってきた、私の元に…もう離さない!ずっと永遠に!もう二度と!
ずっとずぅっと…ふたりでいようね…

 

も  う  誰  も  私  達  を  引  き  離  す  事  な  ど  出  来  や  し  な  い

 

 

 

 


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死んだ!(私が)
もう何も言うことはない!\(^o^)/オワタw

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