トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by 月 - 2009.12.01,Tue
ミクシより転載。
副スタで初エロを目指してみた。
15禁注意
お読み頂ける方は
以下、続きを読むより
(2010/05/16 加筆修正)
副スタで初エロを目指してみた。
15禁注意
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(2010/05/16 加筆修正)
【 近くて遠い 】
サイバトロン基地、デストロン基地どちらからとも離れた、鬱蒼とした森の中。
周りは巨木が目立ち、この森が長年人の手が及んでいないことが窺えた。
そんな木々の中に、佇む影がひとつ。サイバトロン軍の副官マイスターだ。
のんびりと寄りかかるマイスターは、静かに森の中を観察し、時折現れる小動物に目を細めていた。
やや薄暗い森の中では、視界良好とは言えない。
だが、それは人の目で見た場合の話であり、トランスフォーマーの自分たちであれば、アイセンサーの感度を上げれば済むことだ。
さて、彼はいつになったら来るかな?
*
突然、森の中が…いや上空が俄かに騒がしくなる。
大気を震わせる轟音が響き、辺りから一斉に鳥が飛び立ち、俄に騒がしくなった。
ようやく来たか
爆音に動物たちが隠れる中、マイスターは上空を見上げて、笑みを浮かべた。
空には、一機の航空機が森の上空を旋回している。
マイスターは、まるで音楽を聞いている時と同じように、スパークが踊るような高揚を抑え、航空機にメッセージを送った。程なくして航空機が高度を下げ舞い降りてくる。
航空機は地面に着く前にトランスフォームし、デストロン軍航空参謀スタースクリームへと変わる。
地面に降り立ったスタースクリームは、何かを探すように辺りをキョロキョロと見渡していた。
マイスターは相手が気がつくように、わざと足音を立てて存在を主張した。
その音でマイスターに気がついたスタースクリームは、ぱっ、と目を輝かせると、軽い動作でマイスターの下に走り出し、文字通り飛び込むようにマイスターに抱きついた。
「マイスターっ」
「おっ…と。やぁ久しぶりだね。怪我はしていないかい?」
「ばぁか。してるわけねぇだろ?」
「それは結構」
クスクスと抱き合い、じゃれあいながら互いに触れ合う。
驚くことにふたりは、所謂恋仲と呼ばれる仲だった。
軍のNo.2同士、互いに興味を惹かれるところがあり、声をかけたことが切っ掛けだった。
その時はまさか、恋仲にまで発展するとはお互い思ってもみなかったが…
「お前こそ大丈夫か?この間の戦闘でサウンドウェーブに足、やられてたじゃねぇか…」
心配そうにマイスターの左足に指を這わす。
5日前の戦闘でサウンドウェーブに足を撃たれたそこは、足の半ばから損失していた。
スタースクリームはただ、ラチェットに運ばれていくのを上空から見ていた。
見ていることしか、できなかった。
現在足は元に戻り、傷一つなく、特に問題があるとは思えない。
だが、あの時を思い返せば、スパークがツキツキと痛む思いがした。
スパークの痛みを宥めるように、スタースクリームは損失した個所を何度も指で撫でた。
マイスターは、擽ったそうに微笑を浮かべると、スタースクリームの手をやんわりと掴み引き剥がす。
スタースクリームは引き剥がされたことにムッとした表情を浮かべて睨む。
「んだよ…触るなってか?」
「いや?ただね、そんな風に触られると誘われているとしか思えないんだが…いいんだね?」
「えぁ…!?いきな、何言ってんだお前は!」
顔を真っ赤に染めるスタースクリームに、マイスターは顔を寄せて微笑んで見せた。
間近で見るマイスターの端整な顔にスタースクリームは、更に自分の機体熱が上がるのが分かると、隠すように顔を伏せて、マイスターの視線から逃れた。
マイスターはそのいじらしい様に更に笑みを深めると、その腰を左手で掴み、更に抱き寄せ、機体を密着させると、右手で羽の根元を何度も往復し時折強く引っ掻いた。
不意に襲った強い刺激に、びくっ、と機体を震わせたスタースクリームの聴覚センサーに口を寄せると興奮した、艶のある声で呟く。
「君にこうして触れられるのも久しぶりだね…私は君が欲しいな…君はどうだい?スタースクリーム…」
「なっ…んっ…マイッ、スタァ…あ…あぅ…んっ」
敵同士ということもあり、二体が繋がれることも稀だ。溜まるものも溜まる。
それを煽られては押さえきれるはずが無かった。
撫でられることの心地よさと、引っ掻かれることで起きる痛みが、快楽へ変わる。
久しぶりに機体に響くマイスターの声に機体が震えた。
ギュッ、とマイスターの首に縋り付くように腕を回し、ガクガクと震える足を必死に保つ。
「んっ…はっ…んぅぅ…!」
「はぁっ…愛してるよ…スタースクリーム…」
*
「あっ…はぁ、はぁ、はぁ…んっ!」
「くっ……!」
ズルッっと音を立ててマイスターのコネクタが引き抜かれる。
それにまたガクンっと身を反らし、スタースクリームはがっくりと身を投げ出した。
はぁはぁと排気を零し、アイセンサーは冷却液で濡れに濡れているが、それでも熱は治まらない。
それを心地よい余韻とともに見降ろすマイスターは、スタースクリームの顔を撫で、冷却液を拭う。
その手つきはまるで強く扱えば壊してしまうものに、触れるように優しかった。
そんな手つきに不満があるように、スタースクリームはマイスターの手を掴み、ぐりぐりと額を押し付ける。 まるで犬が主人に頭を撫でられ、更に撫でてほしいと、押し付けているかのようだ。
マイスターはスタースクリームの顔、首、インテーク、キャノピー、手にとキスを贈る。
擽ったそうに機体を捩ってそれを甘んじて受け入れ、スタースクリームからもキスを返した。
「ん…んっ、んぅ…ん…」
「フフ…ん、…んんっ」
「な、何がおかしいんだよっ」
「いや、別に?ただ君が好きだなぁと思っただけだよ」
「ばっ…!ばっかじゃ………ちっ!勝手にしやがれっ」
「あぁ、好きにさせてもらうよ」
甘い雰囲気が漂い、まるでこの時間がずっと続くかのように思えた。
だが、突然スタースクリームがぴくっ、と機体を揺らすと、マイスターをチラリと窺った。
それでマイスターはこの一時が、終わりを迎えたことを感じた。
こんな風に窺うということは、メガトロンかサウンドウェーブからの通信が入ってきたということだ。
マイスターはこくり、と、ひとつ頷くと機体を起こし、スタースクリームを起こしてやる。
姿勢が整うと、スタースクリームは通信を始めた。
「はい、こちらスタースクリーム」
『スタースクリーム、戻ってこい。作戦会議を行う。』
「へいへい、今戻りますよ。ったく俺様がいないと何もできないんですなぁ?
ならばこの俺様が、デストロンのニューリーダーになった方が、デストロンのためですぜ?」
『ふん、抜かせ。貴様なんぞにデストロンのリーダーが務まるものか、とっとと戻ってこんか!』
「チッ、今戻りますよこの老いぼれ!」
ブチッ、と通信を切る。
どうやらやはりデストロン軍の破壊大帝メガトロンであったようだ。
スタースクリームは名残惜しそうに、一度だけマイスターの顔に撫ぜると振り切るように機体をトランスフォームさせた。
「…じゃあな」
「あぁ…」
スタースクリームはそのまま滑走し、上空に飛び上がると一度森の上をくるりと回り、そのまま飛び去ってしまった。
戦闘機が見えなくなるまで見つめていたマイスターも徐に帰路に着く。
其々、何事も無かったかのように在るべきところへ戻っていった。
*
別れはいつも素っ気ない。
次に会うときは戦場かもしれない。
次にこうして会うことはできないかもしれない。
スタースクリームを壊すのはマイスターかもしれない。
マイスターを壊すのはスタースクリームかもしれない。
互いに愛しさと不安を抱え、振り切るために
どうしても素っ気なくなってしまう。
いつか…いつか互いを壊す時がくるのだろうか。
それとも誰かに壊されてしまう?
それは明日?1万年後?いつ?いつ?いつ…?
あぁ…誰かに壊されてしまうぐらいなら自分が壊してしまおうか。
できるなら同時に壊れたい。
最後にブレインサーキットに刻まれるのが互いであればいい。
互いのスパークを引き摺り出し、
それを一緒に握り潰して一つにしてしまおう。
そうすればきっと、きっと
ずっと、一緒だ
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スタスク人格崩壊しすぎワロタ\(^o^)/
副官同士何か通じるものがあってもいいし、
正反対過ぎて互いになんだこいつ?とか不信がる関係もいい。
同じ立場で見えるもの、見えないもの。
そういうのが互いにあるといいよね、とか思ったり。
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