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トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by 月 - 2010.06.20,Sun
ついったでお世話になっている京さん設定をお借りしての蛇SSとなります。
詳細は@snakeman_ichigo @snakeman_nigo @snakeman_sango と、
京さんのブログ等をご参照ください!上記botの2号×1号となっております。

簡単にいえば1号はヘタレ。2号はドMです。
お話を伺ってはおりますが、独自解釈も含んでおりますので、苦手な方は回避してください。

それでもよろしい方は以下、続きを読むより













【お前に縺れる】





「ねぇ1号、もっと虐めてよぅ…俺…もっと酷い事言われたいぃ…」

  ハァハァと興奮しているのがありありと分かる荒い排気と、熱に潤んだカメラアイ。幼い容貌とは裏腹に、その顔は淫猥に濡れたものだ。

  俺に抱きつくように乗っかっているのはD.W.N No.22スネークマン。
  そして、『スネークマン』に押し倒されている俺もD.W.N No.22スネークマン。
  どちらも『スネークマン』として、ワイリー博士に造られたロボットだ。

  本来、ナンバーズはNo毎に一体だが、俺たちの場合は違う。
  俺たちは元々ナンバーズとして造られたわけではない。地底探査用ロボット造られ、様々な(本当に『様々な』)現場で働いていた俺たちをワイリー博士により、ある者は拾われ、ある者は連れて来られ(そして、俺はそれにより救われた)、改修された。それだけでも十分なことだったが、あろうことかワイリー博士は、俺たちをD.W.Nとした。No.22スネークマンとして。
  数いるスネークマンの中でも特に小さいこいつは2号と呼ばれ、そして俺は1号と呼ばれている。
 
  俺たちは、一体一体独立して、特性も違えば、大きさもパーソナリティもまるで違う。そして、俺は現在、そのパーソナリティの違いに悩まされている。
  原因は、2号―俺に乗っかっているこの小さな『スネークマン』だ。
  2号は精神的、物理的に傷つけられることに快感を見出す、所謂マゾの性質を持っている。
  俺自身は必要以上に傷つけることに喜びなんか感じないし、マゾの性質を理解することもできない。2号に『虐めて』と言われても、虐める気もなければ、虐めたつもりも全くない。
 
  なのに2号はやたらと俺に虐められることを好む。全く、冗談じゃない。さっさと退かせばいいが、どうにも2号のこう言った態度の時に、無碍にすることができない。
  2号にとっての『虐め』は所謂愛情表現と同義語になっている。それを拒むことに罪悪感を感じてしまう。口では何とでも言えるが、実際に振り払うこともできない辺り、俺は甘いんだろうか?



 *



「やめろっ2号…! さっさとどきやがれっ! 虐めてほしけりゃシャドーのところにでも行けってんだ!」
 
  1号の怯える顔に心が震える、その口から飛び出す罵倒にゾクゾクとして、頭が痺れる。
  俺の下で足掻くのは、俺より先にスネークマンとして改修された1号、俺の兄弟機ってことになるのかな?サードナンバーズも兄弟機と言えるけど、更に近しい俺の一つ上の兄機。
  1号は苛立ちと、それ以上の戸惑いを浮かべた顔で俺を見つめる。俺の小さな機体じゃ1号を抑えきれるわけがないのに、口は悪い癖に妙に優しい所為で俺のなすがままだ。
 
  虐めるより虐められたい質なのに、1号のこういうところを見ていると、怖いぐらいに心が濡れる。もっと追い詰めたい追い詰められたい、もっと酷い事をしたいされたいされたいされたい…!
  心の衝動のままに、1号の蛇を模したヘルメットの尻尾をぎゅぅっと握り締めてぐねぐねと捏ねる。そうすると、1号がびくんっと機体を跳ねさせた。1号は尻尾が弱い。俺は別に尻尾を触られたぐらいでこんな風にはならないけど、1号の気持ちよさそうな顔を見てると、俺も気持ち良くなるような気がした。

「ふっぁっ…触るなっ…んんッ」

「ね、もっと楽しいことしよう? 大丈夫、俺に任せて。1号はただ、俺に言う通りにしてればいいからさ…?」
 
  1号のやや虚ろなカメラアイを覗き込むと、逸らすようにきつく瞼が閉じたけど、それ以上のことは無かった。あぁ1号だけだよ? こんなにも、こんなにも俺の全てをかき乱すのは…!



*



  あの、2号との出来事から数日が経った。あの時のことは無かったかの如く、日常が戻っている。
  俺自身は違和感を抱えたままだが、2号はそんなことなど露と知らないとばかりに『いつも通り』にフラッシュ先輩に付きまとい、3号の頭によじ登って遊んでいる。あれはなんだったのだろうか? まさか夢だとでも? ロボットの俺が? 有り得ないだろそんなの。
  でも、そうとしか思えないぐらいに異常は俺の中だけに残っているに過ぎない。
 
  あれは、あれは―

  「うぎゃう!!」
  「ぅお!? っ2号!わりぃ大丈夫か!?」
 
  ぼぅっとしていた所為で、何時の間にか傍に来ていた2号を踏んでいた。慌てて2号を抱き起こそうとしたところで、ふるふると震える2号の様子に気がつく。
  まさか、そんなに酷く損傷したか?
 
「おい2号だいじょ…」
「はぁあ…! すっごくイイ…! 気持ちイイもっと踏んでぇ!」
 
  …………………………お前という奴は
  俺の方が間違っている気がしてきた。本当に夢だったかもしれない。
  心なんてものが備わってるんだ。ロボットが夢を見ことだって無いとは言い切れないかもしれない。あとでワイリー博士に聞いてみよう。
 
 
 
『ねぇ1号。俺やっぱり虐められる方が好きだけど、1号を虐めるのも好きだなぁ…また、シようね?』
 
 
 
「ん?なんか言ったか2号?」
「んーん! なんでもなぁい! ねぇねぇそれよりもっと踏んで!」
「断る!シャドーのところに行けってんだ!」

  日常の中の、異端がひとつ。




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京さん設定お貸くださいまして本当にありがとうございます!
蛇がいっぱいで幸せな日々を過ごさせていただいております…!
ついったやってる人は皆蛇たちフォロするといいよ!
そして蛇にハマってくれy(ry

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