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トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
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Posted by 月 - 2010.06.09,Wed
第10話の話より妄想。
ついったでお世話になっている神楽さんとキールさんと、
特訓の後、ヒーローマンの手についた破片すっごい邪魔そうに見てたよね!可愛い!
あれ絶対ジョーイが取ってあげたんだよ!だよねだよね!!←こんな会話から妄想

かなり自己満足なものですが、読んでいただける方は
以下、続きを読むより

※2010/06/18加筆修正











  センターシティの外れにある、今は使われなくなって久しい工場は、あちこちに物が散らかり、荒れ放題だ。天井には大きく穴が開き、雨水と風化の所為だろう、壁やドラム缶は錆が浮き、触れるとザリッとした不快な感触とともに、容易く削れた。
  月の光だけが唯一の光源であるその廃工場は、ジョーイとヒーローマンの秘密の特訓を行うには最適の場所だ。



【厄介な磁石】





  今しがた特訓を終えたヒーローマンは腕についた金属の破片を見ていた。破片は、腕に細かく引っ付き、振り払ってみても破片一つ剥がれない。眉を顰めるとヒーローマンは、何時までも邪魔な破片を付けていたくない、と、破片を一つ一つ剥がしていく。一つ、二つ、三つ、と剥がして掌に納まりきらなくなった頃に、破片を捨てる――

  取れない。

  掌を広げても破片は落ちることはなく、またぶんぶんと振ってみても無駄だった。破片はしっかりと掌に納まってしまっている。どうやら磁力を帯びていたのは右腕だけではなく、全身にも及んでいたらしい。
  ヒーローマンは口をへの字に歪めて、両手を矯めつ眇めつするが、そんなことで取れるはずもない。掌の破片を右手で取ってみるが、結果として両手にくっ付くだけで、更に悲惨なことになった。

  いよいよ困った。と困惑するヒーローマンの聴覚を、小さな笑い声が触れた。
  その笑い声の主を見れば、相棒であるジョーイが笑っていた。
  ジョーイは、ヒーローマンの一連の様子に気が付き、暫く見ていたのだが、ヒーローマンの困惑した様子に思わず笑ってしまったようだ。困ったような、しょうがないなぁ、と言ってるようなはにかんだ笑みを浮かべて、ヒーローマンの腕にそっと触れた。

「ヒーローマン、自分じゃ取れないでしょ? 手伝うよ」

  こくり、と頷くのを確認したジョーイは、腕を引いて座るように促すと、ヒーローマンは大人しくその場に座り込んだ。破片は磁力でくっついているため、ジョーイは力を込めて破片を一つ一つ剥がしていく。時間はかかったが、取れた破片は簡単に地面にぽろりと落ちていく。

  やがて、全ての破片を取り終える頃には、ジョーイの手は真っ赤になっていた。だが、そんなことを気にするでもなく、破片が一つも付いていないことを確かめると、嬉々としてヒーローマンに笑いかけた。

「終わったよヒーローマン! 綺麗に取れたでしょ?」

  ヒーローマンは両手を眺めて一つも破片がついていないことを見ると、ジョーイに向かってこくり、と頷いた。その表情は先程までとは違い、スッキリとしている。
  ヒーローマンはジョーイの手をやんわりと掴むと、その掌を指で軽く擦った。手は力を込め過ぎて未だに真っ赤に染まっている。
  それをジョーイは恥ずかしそうに、何でもないよ、と言ってみせるが、ヒーローマンの視線は掌に注がれたままだ。ジョーイが訝しむのを他所に、掌に顔を寄せるとさらり、とした感触がジョーイの掌を擽った。さらり、ぺろ、という感触はこそばゆかったが、その後にひんやりと触れる空気が痺れた掌には心地良い。
 
  けど、ちょっと待って。ヒーローマンは何をやっているの?

「! ひ、ヒーローマン!?」

  ヒーローマンをよく見れば、そこには掌にペロペロと舐める姿が。そのことを認識した途端、ジョーイの顔は真っ赤に染まった。今までそんなこと、されたことない。羞恥と混乱で二の句が告げられないジョーイを気にしていないのか、ヒーローマンは平然として更にひとつ舐めると、掌を優しく撫でると、ようやく気がついたのか、ジョーイの様子に不思議そうな顔をした。

「もっ、もしかして、治そうとしてくれた、のかな…?」

  ヒーローマンは首を傾げるだけだが、邪気のない真っ直ぐな目が、ジョーイへ向けられていた。どこか、大型犬を思わせるような純粋な瞳で。

「へへ、ありがとうヒーローマン。さぁ帰ろうか」

  ヒーローマンの瞳を見ているうちに、何かが伝わったのか、ジョーイは照れくさそうにお礼を言うと、帰ろうと促した。
  ジョーイの言葉に、ヒーローマンは一つ頷くと、元の小さなロボットへと戻っていく。それを大事に胸に抱えると、ジョーイたちは星の煌めく外へと駆けていった。










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ヒーローマンは傷を治すような意味で舐めたんです。動物的行動。
わんこに舐められたようなもんだよ!^ω^

Q:デントン先生は?
A:Σ(゜Д゜)
別に私が忘れた訳じゃないよ!ふたりの世界過ぎて帰っちゃったんだよ!

こんな風に書いてますが私ふたりは健全な百合だと思ってるから!←

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