忍者ブログ
トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by - 2024.05.03,Fri
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 月 - 2010.05.07,Fri
ついったでお世話になっている移送さんの誕生日SSです。
大分遅れまして申し訳ございません・・・
リク内容はウザイチャスカファスタ

以下、続きを読むより






【甘いもの依存症】



エネルゴンクッキーを一つ摘み、口へ運ぶ。サクッとした食感の後に
そのあとにほわりとした甘さが広がり、ブレインサーキットをジン、と痺れさせる。

俺はそれをもっと味わいたくて、何度も手を伸ばす。
勿体無くてゆっくり食べたいが、噛む度に少なくなる甘みに物足りなくなり、すぐに飲み込んでしまう。
次々と手に取り、またひとつ、クッキーは俺の中へと消えた。

と、不意に後ろからクスクスと笑う声が響く。聞き慣れた奴の声だ。
後ろを振り返れば、そこには予想通りの大きな白い機体、スカイファイアーがいた。
スカイファイアーは両手に持ったマグをひとつは俺の前に、ひとつは手に持ったまま、隣の椅子へと腰掛けた。

「もっとゆっくり食べなよ」

朗らかに笑いながら、手を伸ばすと、ちょいちょい、と俺の口端を拭った。
その指にはクッキーの屑が。
それに気が付いた途端、俺は自分のブレインサーキットの熱が上がった。

「・・・別にそんなの俺の勝手だろ」

ふん、と、なるべく憮然とした顔に見えるように俺はそっぽを向いた。
恥ずかしい。熱を冷ますように、マグを手に取り、一気に飲む。
冷たいエネルゴンが喉を通る感触が気持ちいい、機体熱を下げてくれることを願う。

「おいしい?」

俺は表情を崩さないように気をつけながら、それなりに、とだけ言った。
途端にスカイファイアーは更に、微笑みを深める。

それなりとしか言ってないのに、なんでそこまで嬉しそうなんだ。
馬鹿じゃないのか。

なんとなく、スカイファイアーの顔を見ていられなくなって、手元に視線を下ろした。
そこには中身が無くなったマグと、紫色の小さな手が―

手?

「もーらいっ」
「「あっ!」」

明るい声と共に手が皿の上のクッキーを掠め取った。
手の元を辿ればそこにはフレンジーが

いつの間に着やがった・・・!

ここはデストロン軍基地の休憩所、誰もが通る場所だが、ここを利用するものは少ない。
だからこそ、ここに居たというのに。

畜生、俺の部屋すればよかった・・・!
けど今部屋は物が散乱してて(断じて汚れているわけではない)、とても見せられない状態だったから・・・?
なんで、俺、そんなこと気にしてんだ?いつもサンダークラッカーやスカイワープが来る時は、
そんな事微塵も気に止めることなどないのに・・・いや、それより!!

「てんめー!フレンジー!勝手に取るな!」
「ちょっとぐらいいいだろぉ!ケチケチすんな!」

ちょこまかと逃げ回るフレンジーを捕まえようとするが、
小さいだけあって中々捕まえれらない。


なんで追いかけているんだ?
クッキーのひとつやふたつ、くれてやればいいのに
何をそんなに、向きになっているんだ、俺は?
でも・・・でも、なんかこう、ムカつくんだよ!!

「いいわけあるか!これはスカイファイアーが、俺に作ってくれたやつなんだからな!」

・・・はぁ?
いや、何口走ってんだ俺は?
確かにこれはスカイファイアーが作ったものだが、え、うぁ?

「スタースクリーム・・・」

スカイファイアーが俺を驚いた顔で見る。
一瞬にして思考回路が真っ白になった。顔に熱が溜まっていくのが、分かる。

「!ち、ちがっ・・・違うぞ!これは、てめぇが俺に食ってもらいてぇって言うから仕方なく・・・っ」
「はいはい、スカイファイアーうまかったぜ~ゴチソウサマ。邪魔したな~」
「ちがっ、フレンジー!誤解したまま帰んな!」

フレンジーは俺の言う事など聞こえないように、さっさと退散していった。
どっちの意味のゴチソウサマだ・・・!
違うったら違うって言ってんだろうが!

「てめぇも何気色悪い顔してんだ!違うっつってんだろ!」

スカイファイアーは今日一番の満面の笑みを浮かべていた。
そんな嬉しそうにすんな、恥ずかしい
いっそ気持ち悪いぞ。

「スタースクリーム・・・嬉しいな、そんな風に思っていてくれたんだね」
「ちがっ、違う・・・って言ってるだろ・・・」

なんで俺はスカイファイアーを見てときめいてんだ。どっか壊れたんだ絶対!

スカイファイアーがこっちに来る。
やめろ、来るなよ。俺今絶対、変な顔してる・・・!
けど、足も手も、ナルビームを食らったかのように、ちっとも動かない。

そのまま、スカイファイアーが俺を抱きしめてきた。
あぁあぁ動け!動けよ!こんなとこ誰かに見られたらどうすんだ馬鹿野郎!

「ふふっ、嬉しいなぁ・・・君が、そんな風に思っていてくれた事も、
それを言ってくれた事も凄く嬉しいよ。」

スカイファイアーが俺を抱きしめる。
力はあるくせに、痛くないように優しく。
恥ずかしい気持ちはあるのに、思考回路が飽和して、どうでもよくなってくる。
こいつの腕の中が気持ちイイ・・・そう、思ってる。

あぁ壊れたな。どうやら俺のブレインサーキットはイカレてしまったらしい。
壊れたんならもうそれでいい。後でグレイにでも診てもらおう。
だから、今は、それに従ってやるよ。

「・・・スカイファイアー」
「うん?」
「もっと、強く抱きしめろよ。機体が、軋むぐらいに」
「・・・うん」

何度も味わいたくて、何度もそれに手を伸ばす。
この甘さはスカイファイアーそのものだ。



*



フレンジーは足取りも軽く、ふんふんと鼻歌を歌いながら廊下を歩く。
ふと、口の中に残る甘みに舌を這わせてペロリと舐めとった。

「あっめぇーー・・・」











--------------------------------------------------------------------------------
ウザイチャというよりスタスクのツンからデレへの実況だろこれm9(^Д^)プギャー

Q.何故スカファがデ軍にいるのか?
A.公認(スタスク以外に)カップルだからです(爆)
堂々と正面から入ってきてます。スカファの押し掛け亭主。
「お義理父さん(メガ様)息子さんを私に下さい!」「誰がやるか愚か者めがぁ!」

基地内平気でウロウロしてる。最初は見つかる度に追い出されてたんだけど、
被害はないし、あまりに頻繁に来るんで諦めた。ほっとくに限る。
他の奴らに見られる度にからかわれてたけど、最近は生温い目で見られてる。
副官あたりに結婚はしないのかい?とか言われる。

スタスクはスカファ好きだけど認めたがらない。
スカファは俺の物!だけど好きなわけじゃねぇし!とか思ってた。
この話でそれが崩れたんで、ふたりは今後結婚への歩みを進めるとおm(ry

外から見るとスカファ→→←スタスクだけど
内から見るとスカファ→→←←←←←スタスクだと思う。

拍手

PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
性別:
女性
職業:
プログラマー
バーコード
ブログ内検索
カウンター
LINK
【管理者様五十音順】

<トランスフォーマーサイト様>
黄金の竜骨亭

ハテハテオリオリ

Mouse Unit

一時休戦

<ロックマンサイト様>
DK!

俺がゴミのようだ!
忍者アナライズ
忍者アナライズ
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]