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トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by - 2024.05.02,Thu
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Posted by 月 - 2010.04.26,Mon
ついったでお世話になっている鮪さんリクで
お互い嫌いあってズタボログチョグチョな光蛇を書いてみた。
書いたら描いてくれるって言ってくれたから書いたけど
あまりの酷さにこれはお願いできない\(^o^)/
ズタボロです(文が)グチョグチョです(文が)
それでも読んで頂ける素敵なお方は以下、続きを読むより











【Physis】





じめっとした空気が立ち篭っていた。
暖房と加湿器がかかった暗いこの部屋は、暖かいを通り越して蒸し暑くすらあった。
纏わり付くような空気が、俺の苛立ちを煽り、更に不快にさせる。



*



その部屋にはふたつの影があった。
群青色の機体―フラッシュと、深緑色の機体―スネークだ。
ふたりは立った状態で向かい合いっているが、正面からスネークを見詰めるフラッシュとは違い、
スネークは斜めに構え、視線は部屋の片隅を意味も無く眺め、視線を向けようとはしない。

「スネーク!聞いているのか!」
「・・・何ですか?」

声を荒げるフラッシュとは裏腹に応えるスネークの声は落ち着いた・・・いや、冷めた応えを返した。
だが、その顔は不快感を表しに、如何にも面倒だ、と言う雰囲気を隠そうともしない。

「何じゃねぇ!お前なぁ・・・さっきの事、どういう事か説明してもらおうか?」
「無事に調査が済んだんだから、いいじゃないですか」
「そういうことじゃない!結果的には無事だったが、下手をすれば
こちらの方が不利になるところだったんだぞ!」

フラッシュが感情的になればなるほど、スネークの声は冷たく、硬質になっていく。
フラッシュが何故こんなにも声を荒らげているのかといえば、今回行われた作戦にある。

調査活動において、探査能力に長けたスネークと
電脳戦、統率に長けたフラッシュはコンビを組むことが多い。

今回もまた、ふたりはコンビを組み、ある組織が開発したとされる兵器の
調査に向かったのが、スネークは指揮を執るフラッシュの言葉を無視し、ほぼ単独で作戦を行った。
結果としては、スネークもフラッシュも傷一つつく事も無く、調査を終える事ができたのだが、
現場の指揮を執っていたフラッシュとしては、万が一という事も考えると気が気でなかった。

「・・・あなたの指示より、ああした方がいいと思ったからしました。それだけです。」
「あぁったく!だぁから!何だってお前はそうやって・・・!」

何時までたってもフラッシュに取り合わず、無遠慮な態度のままだ。
痺れを切らしたフラッシュはスネークの頭を掴み、せめてこちらを向かせようと手を伸ばした。

「ッ・・・!さ、わんなっ!!」

が、その手は今までの冷淡な態度とは一転した、拒絶を含んだ鋭い声によって止められた。
スネークはフラッシュから大きく距離をとると、肩を怒らせて睨め付けた。
そのアイカメラは、全てを嫌悪するような、毒に満ちたものだった。
大きく排気を繰り返し、ひとつ大きく排気を吐き出すと、
またしてもあの淡々とした感情の篭らない声でフラッシュに帰るように言った。

「・・・・・・すみません。もういいでしょう?さっさと帰ってくださいよ」
「お前は、何時までそうしているつもりだ?」

それは、性質のことか、この現状のことか。
スネークは無言のまま、視線を逸らすだけだ。

「黙りか?」
「フラッシュ先輩には、関係の無いことです。」

その言葉に、フラッシュにある筈の無い血管が切れたような気がした。

「っかげんにしろよ!」
「!!?ッ・・・!」

フラッシュの怒りの声とともに、
視界を白い光が焼き―世界が静止した



*



気がつくとスネークは自室のベッドに横たわっていた。
状況を把握するためにアイカメラをぱしぱしと瞬かせると、目の前を遮る影にぎょっ、とした。
スネークの上には、フラッシュが跨っていた。
力でも大きさでもフラッシュに敵わないスネークは身動きがとれない。
フラッシュはスネークの頬に手を寄せ、恭しささえ感じられる手つきで撫でていた。

「フラッシュ先輩、触るの止めてもらえませんか?気持ち悪いです」
「ハッ、随分傷つく事言ってくれるじゃねぇか、んなに嫌か?」
「えぇ、吐きそうなくらいに」

スネークの声は淡々としたものだが、それとは裏腹に顔を背けた、機体は強張り、顔は焦りを含んでいた。
フラッシュはアイカメラで、機体で感じるスネークの怯えに内心で嘲笑った。

「ホント、お前はむかつくなぁ・・・虐めたくなってきたぜ」
「それはありがとうございます。さっさと降りろハゲ野郎」
「ハハッ!本当、イジメがいのあるヤツだ」

フラッシュがスネークを撫でていた手を離す。
それとほぼ同時にチュンと不可解な音が響き、その後にぱたっ、と何かがスネークの頬へ飛んだ。

「え・・・」

呆然としたスネークの顔に、機体に、液体が滴り落ちてくる。
ぬるりとした液体は、スネークの全身に飛沫し、汚す。
スネークが震える手を頬に伸ばせば、ぬるりとした液体が手にべったりとついた。
その液体は暗い部屋の中でもてらてらと不気味に光り、独特の臭いを撒き散らした。

「なっ、ヒッ・・・汚・・・あ、あ・・・あっ!」
「なんだぁスネーク。イイ顔すんなぁ・・・今のお前、気に入りそうだ」

くつくつと嘲笑う、フラッシュに視線を向ければ、その機体からボタボタと垂れてくるものがある。
何時まで続くのかと思うぐらいに流れ出るそれは、フラッシュ自身から落ちてくるオイルであった。

フラッシュは自らの左腕をを打ち抜いた。
打ち抜かれた左腕は辛うじて、内部配線によってぶら下がっている状態だ。
当然損傷したところからは、オイルが漏れ出て、重力のままに落ちていく。

「こ、の・・・っ!変態・・・ぅ・・・おぇ・・・っ」

全身に満遍なく降りかかるフラッシュのオイルに、スネークは吐き気を催した。
基より他人が出す熱、感触、音、気配全てに不快感を示すスネークにとって、
相手の熱、臭いが感じられるオイルを被ることは、何よりも嫌悪を表すものだった。

何より、いきなりそんな事をする心理が気持ち悪い。
理解不能な出来事にスネークの思考回路はぐるぐると蜷局を巻いてきた。

「ヒ、ヒヒヒッ・・・!お前に言われたくねぇよ」

フラッシュはその姿に、一つの憐れみを感じた。
こいつは全てを嫌悪して、拒絶して、ひとりで身を縮こまらせている。

なんて哀れな事か―
だが、それ以上にこの期待を満たす暗い悦びはなんだろうか?
何にせよ、面白い玩具を見つけた・・・
暫く、遊ばせてもらおうか

「なぁ?かわいい蛇ちゃん?」










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フラッシュ
DWN1の頭脳派、ちょっと有賀版の性格寄り。
本来は身内に甘い性質だのだが、スネークに対しては身内に害をなすかもしれない
異物として嫌悪感を持っている。能力の近さからチームを組まされる。
嫌いなのは変わらないが、仕事と割り切っているのでそこは別。
スネークの性質が改善されれば嫌うことはなくなるだろうが、現在は無理。

スネーク
自分以外の人間・ロボット全てが嫌い。
他人が出す熱、感触、音、気配全てが気持ち悪い。
触れられると吐き気がするぐらいの対人恐怖症。
博士は嫌いじゃないけど、食えないじいさんだと思ってる。
ナンバーズも皆嫌い。けどシャドーは気配とかそこらがかなり希薄なのでまだ我慢できる。
縄張り意識が強く、自分の領域に侵入されることが嫌い。(物理的・心理的にも)

スネークの自室
小奇麗な部屋。それなりに物はあるけど綺麗に片付けられている。
常に暖房と加湿器が付けられていて暖かい・・・を通り越してじめっとしてる

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