忍者ブログ
トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by - 2024.05.03,Fri
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 月 - 2010.01.21,Thu

年賀状SSとして捧げさせていただきました。
アイちゃん中心話(実写・ボッツ加入直後或いはNESTでの日常的なのがいい)のSSになります。

誤字脱字流れがブツ切れが多すぎたんで多少修正致しました。
以下、続きより
 


 


【 metallisch Leben 】

 

ガキンッ キンッキンッ  ガンッ  ズサァアァァアァア

金属同士がぶつかり合う音が響き渡る。
音の発生源を見ていみれば黒い巨体の機械とそれより小柄な銀色の機械がぶつかり合っていた。

黒の機械が銀の機械の攻撃を受け止めると受け流す力を利用し逞しい腕を振り上げる。
銀の機械は受け止められたことを感知するとぐっ、と力を入れ上空に飛び上がり、拳をかわすと
そのまま銀の機械は後方に大きく下がり距離をとった。

そのままジリジリと互いの様子を窺う。

と、銀色の機械が一気に距離を詰めた。
脚部がタイヤであることを活かし、猛スピードで詰めるとその勢いのまま両腕についた双剣を薙いだ。

ガキィィイィイィイィイィインンンン…!

凄まじい音と衝撃がが辺りに伝わる。
その衝撃に黒の機械はどうなってしまったのかといえば…

黒の機械は銀の機械の攻撃をその腕で受け止めていた。
見たところ装甲にはクロスした傷が刻まれているが、たいした損傷ではない。
黒の機械は受けとめた双剣を鷲掴むと、前回りさばきで踏み込み機体を沈め、
左腕を銀の機械の脇下に入れると、肩に乗せて背負い上げるとそのままぐるりと投げた。

ガァァアァアアンッ

投げられた銀の機械はアスファルトにぶつかるとそのまま数mを滑った。
暫く動かずに倒れたままになった銀の機械を見て、黒の機械はふぅ、とひとつ排気零す。

「サイドスワイプ、今日の訓練はこれで終わりだ」
「う、ぅう…てぇ…あ、ありがとうございました…アイアンハイド」

訓練の終わりを告げると黒の機械こと―アイアンハイドは
倒れている銀の機械―サイドスワイプを助け起こす。

今までの動作を見てもらった通り彼らはただの機械ではない。
彼らは地球外機械生命体―トランスフォーマーと呼ばれる種族であった。

先程のはアイアンハイドによるサイドスワイプの訓練だ。
二日前に地球に到着したサイドスワイプの調整具合を見るために軍医の指示の元、行われた。

「やれやれ…随分と傷つけてくれたな」
「ラチェット」
「アイアンハイド…やり過ぎだぞ。少々具合を見るだけでよかったんだ。
リペアが必要になってしまったじゃないか…、ジョルト」
「はい、先生」

現れたのはアイアンハイドたちと同じトランスフォーマーのラチェット。
ラチェットが名を呼べばラチェットの影から青い影―ジョルトが現れた。
このふたりは軍医とその助手であり、今回の訓練の依頼者だ。

ラチェット自身としては軽い戦闘訓練をこなす程度でよく、ここまでやる必要は無い。

予想外…いや予想通りというかなんというか―

ラチェットがやれやれと肩を竦める仕草をしてジョルトに声をかけると
ジョルトは心得たように返事を返すとサイドスワイプの元へ向かった。

「全く、何をやっているの?馬鹿だね」
「これぐらいなんでもない。大げさだ」

ジョルトはサイドスワイプを視診しながら呆れたように言うが、
サイドスワイプはこんな事たいしたこと無いという。だが明らかに見栄だ。
叩き付けられたことにより関節部分のケーブルは断絶しているところもあるし、
今現在も青白い火花をバチバチと漏らしている箇所もある。

「…ふぅ~ん?……………」

それなのになんでもないというサイドスワイプにジョルトは冷めた視線を向けた。

バチィッ

「いっでぇええええ!!?」

ジョルトは無言でエレクトロウィップを閃かせ、サイドスワイプの機体に
巻きつけると同時に電撃を食らわせる。
それによってサイドスワイプの負傷箇所はさらに火花を散らすと、完全に麻痺してしまい
全身ピクリとも動かすことができなくなってしまった。

「…これでもなんでもないって…?」
「つか、お前のせ…はい。俺の見栄です。すみません」

サイドスワイプは痺れていない―いや、そうならないように手加減したのだろう―
抗議の声を上げかけたが無言で構えられたエレクトロウィップを見て口を噤む。

ジョルトはふんっ、と排気を吐くとアイアンハイドとラチェットに一礼して
ズルズルとサイドスワイプをリペアルームへ引き摺っていってしまった。

アイアンハイドとラチェットは何が文句を言うサイドスワイプの声を聞いたが
またしても青白い閃光が走った後は何の音も聞こえなくなった。

「さて、お前さんの方もリペアしないとな」
「…おい、あれ…」
「何か?さぁ私達も行くぞ」
「おま…おう…」

 

*

 

「あぁ少々派手にやられたな、やつの腕も上がったもんだ。
それともお前さんの腕が下がったのかな?」

サイドスワイプによって傷つけられた装甲をリペアしながらからかうように言う。
アイアンハイドはそれに憮然として返した。

「あいつの腕が上がったのは認めるが、俺の腕が落ちただと?そんなわけがあるか。」
「はいはい」
「おい、なんだその返事は聞いているのか?」
「聞いてるよ。分かってる。いいから黙れ、発声回路切っちまうぞ」

チェットは五月蝿いと治療用ドリルを閃めかせた。
それにアイアンハイドは押し黙る。この軍医はやると言ったら本当にやるのだ。

治療は進み、内部の亀裂は塞がり後は表面の傷だけ、というところで
ラチェットは不意に笑いながら問いかけた。

「フフ…弟子の成長が嬉しかろう?顔がニヤついているぞ」
「な!…にを、いや別に、嬉しくないわけではないが…ニヤ、ついてなどっ…!」

アイアンハイドは否定するがそんなに狼狽していては意味が無い。
ラチェットはそれがおかしくて堪らないというようにさらにひとつ笑う。

「楽しみだな、これからが。オールスパークは失われてしまったが代わりに
第二の故郷を得た。みんなの成長を、見届けられるんだ」
「ラチェット…あぁそうだな、ディセプティコンのやつらが来なければ
もっといいんだがな」
「その通りだがそれじゃお前が楽しくないんだろ?」
「……………………そんなことはないぞ」

……………………フッ
ふたりは顔を見合わせると同時に笑い出した。
穏やかな笑い声が辺りに響く。

あぁ、今のこの時が続けばいい。
そのために我らは出来うる限りの事をしよう。


永遠は無い…だが、一時でも長くこの時が続くように

 

 

 

 


--------------------------------------------------------------------------------
スワイプとジョルトいらないよね
それよりもっとアイちゃん増やすべきだよね趣味に走ったよね
なによりリク通りじゃないしね!!!!!!!!
後半台詞ばっか…!マジごめんなさい…!orz
 


拍手

PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
性別:
女性
職業:
プログラマー
バーコード
ブログ内検索
カウンター
LINK
【管理者様五十音順】

<トランスフォーマーサイト様>
黄金の竜骨亭

ハテハテオリオリ

Mouse Unit

一時休戦

<ロックマンサイト様>
DK!

俺がゴミのようだ!
忍者アナライズ
忍者アナライズ
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]