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トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by 月 - 2010.01.20,Wed

年賀状SSとして捧げさせていただきました。
音波,サンクラほのぼの系(音波さんの行動が)笑えるようなもの・笑いと癒しのSSになります。

誤字脱字流れがブツ切れが多すぎたんで多少修正致しました。
以下、続きより
 



 


【 全ては愛ゆえに 】

 

ここはデストロン軍基地の中。
その中のバーに四体のトランスフォーマーがいた。

情報参謀サウンドウェーブ
航空兵サンダークラッカー
特殊破壊兵フレンジー、ランブルだ。

サウンドウェーブは椅子に座り、簡易モニターを使用してデータ整理を行っている。
サンダークラッカー、フレンジー、ランブルはさんにん揃って
バーの簡易キッチンでエネルゴンクッキー作りの真っ最中だ。

現在はエネルゴンから出来た生地を伸ばし、
フレンジーとランブルが型で好きなようにくり抜いている。
やれどちらのが綺麗に出来ただの、この型が良いだのとワイワイとはしゃぎ、楽しそうだ。

サンダークラッカーはそんなふたりを見てニコニコと笑いながら次々とくり抜かれた生地を
鉄板の上に並べていくと、先に焼いている生地の様子を確かめる。

オーブンの中を覗き込むと熱しても爆発しないように特殊加工された
エネルゴン生地が今ではこんがりと焼き上がり、ふっくらとしていた。

うん、良い頃合いかな

サンダークラッカーは一つ頷くとオーブンの窓を開いた。
熱々のクッキーは窓を開いた途端ふわりと甘く香ばしい香りが辺りに漂う。

その匂いに気がついたフレンジーとランブルはパッ、と型抜きを放り出すと
サンダークラッカーに駆け寄ってまとわりつく。

「できた?できた!?」
「良い匂いっ!上手くできたか!?」

サンダークラッカーはふたりに見えるようにすると焼きあがったクッキーを見て
フレンジーとランブルは大はしゃぎだ。更にふたりにどんどん作るように言うと
サンダークラッカーは次にサウンドウェーブの元へ向かった。

「サウンドウェーブ」
「…ナンダ」

サウンドウェーブは手を休めるとこちらを仰ぎ見た。

わざわざ手を休めてくれるあたり、優しいよなぁ

「これ、俺たちで作ったんだ。…どうだ?」
「イインジャナイカ」
「ヘヘッ、だろ?食べないか?」
「アァ貰オウカ」

サウンドウェーブはクッキーを二枚摘まむとマスクをスライドさせた。
現れたのはマスクをしていた時とは違い、スラッとした顎と唇。

あ、マスク取ってるところ初めて見た…
へぇ…かっこいい‥なぁ…

サンダークラッカーは初めてみたサウンドウェーブの顔に少々見惚れ、
それにサウンドウェーブは感付いたが素知らぬふりをしてサクリと食んだ。

「ど、どうだ…?」
「……ウマイ」
「‥!だろ!?フレンジー!ランブル!サウンドウェーブのお墨付きもらったぞ!」

サウンドウェーブからおいしいと言われるとサンダークラッカーは照れくさそうに笑うが
それに恥ずかしくなったのか今度は顔を俯かせると
誤魔化すようにさっさとフレンジーたちの元へ戻っていった。

サウンドウェーブはそんなサンダークラッカーの後ろ姿を見詰めていた。
それは一見、何の感情も浮かんでいないように見えるがその実、熱を秘めたものだった。

その視線は痛いほどであり、フレンジーとランブルは気がついていたが
何故こんなに見てくるかを知っているので素知らぬふり。
サンダークラッカーに至っては全く気が付いていなかった。

サウンドウェーブは微動だにせずにいたが、暫くすると視線を外し手元に残った
もうひとつのエネルゴンクッキーを摘まむと徐に自身の中に仕舞い込んだ。

 

*

 

ここはサウンドウェーブは自室。
部屋の明かりは落としたまま、モニターの明かりだけが唯一の光源だ。
サウンドウェーブが座るテーブルの上には先程サンダークラッカーからもらったクッキー、
その他にボルト、欠けた金属片が整然と並べられていた。

そしてモニターにはあるトランスフォーマーが映像が映し出されていた。
サンドウェーブは映像を切り出し、別サーバーへ落とし込むという作業を黙々と行っている。

一日分のチェックが終わるとサウンドウェーブは別サーバーを整理を始めた。
映し出されるのはスタースクリームやスカイワープと談笑しているサンダークラッカー
エネルゴン酒を飲んでいるところからほろ酔いでアイセンサーを赤く染め、酔い潰れたところまで。
映し出されている映像は全てサンダークラッカーの物ばかりだ。

サウンドウェーブは黙々とその画像に加工を施す。
サンダークラッカーの姿が綺麗に、明細になるようにすると満足気に頷き、保存を行う。
他にも先程撮っていたデータも取り込むとそちらにも加工を施す。
サウンドウェーブは楽しそうだった。本当に。下手をすれば小躍りでもしかねないほどに。
実際にはやりもしないが、それ程心踊っていることを中にいるカセットロンたちだけが知っていた。

と、モニターの端に通信が入ったことを示すアラートが立ち上がった。
通信元を見ればどうやらスタースクリームのようだ。

「……………」

ブチッ

切った。

『ちょ!てめぇサウンドウェーブ!!切んな!!』
「…ハァ、…………ナンダ」

構ってられるかと通信を切ったのにスタースクリームは無理矢理繋げてきた。
繋げられてしまうとまた一方的に切ることはできない―というか切った方が後々五月蝿い。
サウンドウェーブは心底面倒臭い、といった態度で画面の向こうに問いかけた。
スタースクリームはその態度にヒクヒクと顔を引き攣らせたがグッと我慢して本題に入る。

「サウンドウェーブ、メガトロンからの命令だ。コンドルをエネルギー調査に向かわせろだとよ」
「了解」
「あと…?…!お、おま…!サウンドウェーブてめぇえええ!!!
またサンダークラッカーのやつの収集してやがったな!!?」
「ナンノコトダカ」
「とぼけんなぁあああ!!んじゃてめぇの前にあるソレはなんだ!!
サンダークラッカーのだろ!その塗料間違いねぇ!またストーカーしやがってこの変態!」

そう、サウンドウェーブの前にある数々は全てサンダークラッカーのだ。
ボルトも金属片も元はサンダークラッカーの一部。
戦闘で欠けたもの、リペアで交換したものたちである。

サウンドウェーブはサンダークラッカーが好きだ。
好き過ぎるあまりなにかと行動は突飛しているが。

スタースクリームがぎゃいぎゃいと騒ぐのを無視してサウンドウェーブは通信を切った。
用件は済んだ。何か言いかけていたがまぁ、あとは問題ないだろう。こっちは忙しいのだ。

サウンドウェーブは改めてモニターに向き合い、また作業を開始した。


愛すべき、愛しい水色の戦闘機の執着収集は止まる事が無かった。

 

 

 

 


--------------------------------------------------------------------------------
音波さん普通にキモいストーカー!!面白くないっ
マスクの下でニタァ・・って笑ってる音波さん
後半ぶっ壊れたのは決してメンドかったわけではない
そんなわけ絶対無いよ
ほ・・・ホントなんだからね!(汗)
 

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