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トランスフォーマー・ロックマン・忍たまを扱っている非公式ブログ。女性向け注意!
Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by 月 - 2010.01.12,Tue
年賀状SSとして捧げさせていただきました。
ガルナイ(甘々orギャグ・新年ネタ)のSSになります。

誤字脱字流れがブツ切れが多すぎたんで多少修正致しました。

以下、続きより


※時間軸的に一緒に存在しない方達がいます(隻眼兄弟)

 

【宴】

 

今日のユニクロン内部はより一層と騒がしい

ガルバトロンがいる玉座の間では現在新年を迎えた宴が執り行なわれていた。
と言っても其々思い思いに酒を飲んでわいわいと騒ぐだけで新年を祝うという雰囲気は欠片も無かったが。

其々の様子を見てみれば、アイアントレッド、スノーストーム、ショックフリートの三体は揃って
互いをからかい合い、時に殴り合いを交わす荒いスキンシップを交えてまさにドンチャン騒ぎしていた。

一方、レーザーウェーブとシックスショットの兄弟は酒に酔ったレーザーウェーブが管を巻いてた。
ギャハハハと笑いながら弟であるシックスショットに銃をぶっ放しながらの大暴れ。
それをニコニコ…いやセンサーをピッコピコさせながら避けていく。
やがてレーザーウェーブを捕まえると「もう兄さんたら☆」と狙われていたにも拘らず楽しそうに甲斐甲斐しく
兄の世話をするシックスショットが異様な空間を作り出していた。

そして、そんなぎゃあぎゃあと騒がしい彼らをナイトスクリームは無表情に見ていた。
無表情が常の彼が送る視線は冷たいように思う。

だが、そんなことは決してなく、寧ろそんな彼らを見て微笑ましく思っているのだ。
表情が動くことはあらずとも内心は穏やかなスパークで溢れている。

 

*

 

ガルバトロンはいつものように玉座に腰掛け、ナイトスクリームを見ていた。
ナイトスクリームの内心を知るのはガルバトロンのみ。

部下達の様子を見て微笑んでいる―傍目には無表情だが―
ナイトスクリームの様子にまるで有機生命体における母のようだ、と思う。

だが、面白くない。
彼らを見守り、こちらには気も漫ろで…全くもって面白くない。

要はガルバトロンは嫉妬してるのだ
こちらに視線を向けないナイトスクリームに

ガルバトロンはナイトスクリームの気をこちらに向けるべく声をかけた。

「ナイトスクリーム、飲んでおるか?」
「!…いいえ私は結構にございます。
ガルバトロン様こそあまり飲んではおられない様子…何か別のものをご用意致しますか?」
「いや、このままでいい。注いでくれ」

ガルバトロンが呼びかければすぐにこちらに振り向いたナイトスクリームに一先ず満足すると
次は酒を注ぐように促せばナイトスクリームは素直に応じ、ガルバトロンの隣へ移動すると
ガルバトロンが持っていたグラスにたっぷりと酒を注ぐ。ガルバトロンがそれをグイッ、と
呷りグラスを空にすればナイトスクリームはすかさずまた酒を注いだ。

ガルバトロンは今度はそれを飲まずにナイトスクリームへ差し出す。

「さぁ次はお前も飲め。わしの酒が飲めんとは言わせんぞ?」
「はい。ではいただきます」

ナイトスクリームは静かにエネルゴン酒に口をつけると一気に飲んだ。
その飲みっぷりに目を見張るが、そういえばこやつは『昔』から
飲みっぷり『だけ』はよかったな。と思い直す。

ぷは、と排気を漏らして全て飲み干すとグラスをガルバトロンへ返して、
ガルバトロンがグラスを受け取ったのを見るとナイトスクリームはまた酒を注いだ。

コポコポとイイ音を立てながら注がれる、発光する紫の液体。
それをガルバトロンは見ていたが、不意にぎょ、と目を見張った。

ボタボタボタ………
…溢している。それはもう、盛大に。
グラスからはとっくに溢れ、手を伝い床にまで紫の水溜まりができてる。

「おい…おい!ナイトスクリーム!」
「…!はい。…えっと…あぁ、申し訳ございません。すぐにお拭きいたしますので…」

ナイトスクリームはどこかぼんやりとした顔でガルバトロンの手を取る。
手を自身の顔にまで引き寄せ、そして―――――

舐めた

ペチャペチャと犬猫が舐め取るかのように零れた酒に舌を這わせる。
下から掬うように手首を舐め、そのまま掌に移り、さらに指の一本一本を含み、舐め取る。
その顔はいつも通り感情の薄いままに見える。だが、ナイトスクリームの表情を読むことに
長けているガルバトロンから見れば彼が『酔って』いることに気がついた。

「お前…酔っているな?」
「?いいえ、酔っていません。意識も確りしておりますし…」
「嘘をつけ。普段のお前ならこんなことはせんぞ」
「こんなこと?」

…酔っている自覚が無いらしいな。

やれやれ、と排気を漏らすとガルバトロンはナイトスクリームを抱えあげ自身の膝上へと座らせた。
ナイトスクリームは不思議そうな顔をしたがされるがままだ。
この段階で十分酔っている事がわかる。
普段の彼ならこんなことをすればすぐにでも遠慮して退こうとするだろう。

すると今度は何を思ったのかナイトスクリームは
ガルバトロンの首に腕を回すとそのままスリスリと身を寄せてきた。

スリスリ…グリグリ…

甘えている…?まさか、ナイトスクリームが…?

珍しい仕草に困惑したがすぐに気分が乗ってきた。

このままイタズラしてやろうか
そうと決まれば早速…

「ゴルァ!テメェら!!なぁにやってやがるっ!酒がまずくならぁ!余所でやれ余所で!」
「あぁ兄さん、余計なこと言うと…」

ベチッ

「ぷぎゃん!!」
「「「「あ」」」」

潰れた。ペギョッって、ペギョッていった。

「うるさいぞ」

((((あ、ちょっとマズい))))

ナイトスクリームとの時間を邪魔されたガルバトロンはイライラとした雰囲気を
全面に押し出していた。膝には相変わらずナイトスクリームがゴロゴロとしているのに…
どんな落差だ。

ジロリとこちらを睨め付けてくる視線から逃れるべく四体+鉄屑はそそくさと部屋を後にした。

そうして部屋にはガルバトロンとナイトスクリームのみになる。
誰にも邪魔されない事を確認するとガルバトロンは徐にナイトスクリームへ口付けた。

顔をグィ、と引き寄せ、顔中に口付ける。
ナイトスクリームはされるがままに、だが、どこか嬉しそうにそれを受け入れていた。
口付けは更に深くなり辺りに濡れた音が広がる。

ちゅ…ちゅくっ…じゅっ

「…ん…んぅ…んぁ…」

苦しげな荒い排気が、粘着質な音が、擦れる金属音が、
全てがその口付けの深さを物語っていた。

「ナイトスクリーム…よいな?」
「は…っ、はい。ガルバトロン様の仰せのままに…」
「ほう…お前自身はいらぬと?」
「…いえ…いいえもっと欲しいです…」

そのままふたりの影は一つに重なり、そして新しい夜明けが来る―

 

 

 

 

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謎の隻眼兄弟同時出演・・・趣味に走ってしまった・・・
その割に出番ないしorz

SLのデ軍の印象は
父:ガル様
母:ナイスク
息子達:三馬鹿&隻眼兄弟っと
イヤだガル様5体も産ませるなんてナイスク壊れちゃうじゃない!
しかしナイスクは隻眼兄に一般常識不足をメッチャフォロられてそうだ…

因みにこのあとふたりは姫始めへ突入します。
ナイスク酔ってるからいつもより乱れるよ!

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